共有持ち分売却事例
解決事例パターン
空家の共有持分売却のお悩みご相談(Eさん)
売却査定の依頼をしたいとホームページにお問い合わせをいただいたのがキッカケです。
Eさんは飲食店を経営されていて大変忙しかったので、はじめはメールでのやり取りを希望されていましたが、現在の状況をお伺いしたうえで提案をさせて頂きたい旨を伝えると、ご来社頂くことが出来ました。 当時、Eさんは土地・建物の持ち分を2/3持っていました。残りの1/3は異母兄弟のTさんが所有。Tさんとは、現在は疎遠状態でどうしていいか分からないというご相談でした。Eさん自身も高齢になってきたため、次世代には残したくないという意向が強くなり整理をしていきたいとのことでした。よくよく話を伺ってみると、相続をした十数年前から固定資産税の支払い、当該地の管理は全てEさんが行っていたことが解りました。毎年維持費(固都税)もかかるため、何とか解決してほしいと相談を受けました。
Eさんの抱えていた悩み
- 異母兄弟の現在の連絡先が分からない
- 息子に残したくない
- 維持費がかかっている
アイティ不動産からのご提案と解決方法
私たちが「共有持分だけなら自由に売却できる」とお伝えすると大変驚かれていました。
持分売却の際、他の共有者による同意は不要ですし、通知する必要すらありません。共有持分とはあくまでも名義、つまり権利であるため、たとえ物理的に分けられなくても売却は可能なのです。また、共有者と疎遠の場合でも士業との連携を活かし共有者とコンタクトをとれるよう調査を行って行きます。Eさんには内容をご納得していただきましたので、持ち分の買取をさせて頂きました。 早速、士業との連携を活かしながら共有者の調査を行いました。調査自体は1カ月程度で現住所まで特定することが出来ましたが、異母兄弟のTさんは数年前にお亡くなりになっておりました。そのため相続人にあたる奥様と娘さんとお話しをさせて頂きました。奥様と娘さんは Tさんに異母兄弟がいることは知っておりましたが、共有で不動産を所有していたことは全く知りませんでした。この機会に整理出来るなら売却をしたいという意向でしたので遺産分割協議書を作成し相続登記を済ませ約3か月で無事に解決に至りました。
持分売却後の感想
私達としては、真剣に悩まれているEさんに対して、「なんとか解決してあげたい」という想いで一杯でした。
「どこに相談したらいいのか?」「どうしたらいいのか?」本当に迷われていたからです。
担当した社員も同じような境遇で異母兄弟がいましたので、自分のことのように親身になり行動していました。売却後には、Eさんより「理解のある担当者さんで本当に良かった」と感謝の言葉をいただきました。