民事信託売却事例

解決事例パターン

父の体調、意思能力に不安が出てきたお悩みご相談(Yさん)

地主の娘Yさんからのご依頼で、最近父の体調、意思能力に不安が出てきたのでどうしようというご相談です。
Yさんのお父様は底地を20件程所有しておりましたが、昔からご自分で整理されて来たため残り7件になりました。管理会社は一切入れず、父が地代の集金や契約書の更新などをしておりました。Yさんは3姉妹の長女で父が管理しているからいいだろうと思っておりましたが、父が90歳を過ぎたころから少し体調が悪く意思能力に不安を感じていました。今後私が底地を管理出来るのか不安に思い、困っていたところ弊社からDMが届きました。

Yさんの抱えていた悩み

  1. 父の体調、意思能力に不安が出てきた
  2. この先自分で管理が出来るのかが不安
  3. 姉妹3人いるので相続が発生した場合どう分けるか?

アイティ不動産からのご提案と解決方法

Yさんのお父様の体調、意思能力に不安が出てきたとのことだったので、民事信託をご提案。
民事信託とは事前にご本人と家族が信託契約を締結し、その登記をすると判断能力低下後でも家族の代わりに売買が出来るようになる制度のことです。認知症などで判断能力が低下してしまったら不動産の売却は出来なくなります。成年後見人とは異なり、自由に財産の運用・処分が可能であり、裁判所の関与がないメリットがあるためこちらをご提案させて頂いたところ進めさせて頂き、その際管理の問題、相続の問題もあり姉妹で話し合った結果売却しようという話になり売却して頂きました。

近隣と揉め事が解決出来、実家を売却出来た感想

Yさんは半ばあきらめていました。「このまま税金を払っていかないといけないのか、台風などの天災が来たら私が責任を負うことになる」と。
Yさんはとても安堵していました。父が亡くなってから考えればいいと楽観的に考えていましたが、いざ父の体調が悪くなってくると、このままでいいのかと考え始め、先々に不安を感じていました。私たちもYさんのお役に立てるようにご提案させて頂いたのが民事信託でした。あまり民事信託という制度は馴染みのない言葉かもしれませんが、この制度を使うことによって解決できたこと非常にうれしく思います。